コッヘム

C平@ケルンで一人暮らしです。タイトルはニクニク日記ですが、今回は肉はほとんどでてきません。今日はモーゼル川下りに行ってきました。ドイツでは「父なるライン、母なるモーゼル」と言うそうで、4月に行ったライン川とはまた一味違う雰囲気が楽しめました。いつも通りケルン中央駅に集合し、週末切符(土日のみ使える1日券でIC/ICEには乗れない、5人までで35ユーロ)を使ってコブレンツ経由でコッヘムまでまずはのんびり電車の旅です。P子御用達のback WERKで朝御飯にパンとカフェラテを買い込んで、電車の中で優雅に?朝御飯を食べました(みんなはビール飲んでたけど)。コッヘムにはちょうどお昼頃に到着したので、見晴らしの良い所でお昼御飯を食べようと高台にあるお城まで坂道を登りました。

目的のお城


お城では中世の暮らしを再現するお祭り?がやっていました。お城からのモーゼル川の眺めも絶品です。しかし所詮“花より団子”食欲には勝てません、食事とビールを求めてレストランに直行です。残念ながら眺めの良いテラス席は空いていませんでしたが、快晴の下坂道を上った後の冷たいビールは最高でした。お昼御飯に食べたシュニッツェルも美味しかったですよ(一応“ニクニク日記”だからね)。

中世の暮らしの再現?/お城からの眺め


お腹が満足した後はお城をぐるっと見学した後、乗船券を買いに行きました。コブレンツからコッヘムまで快速電車で30分しかかからなかったのに、15:40にコッヘムを出る船がコブレンツに着くのは20:00だそうです。下りでこれなので、上りは何時間かかるんでしょうね?船の出航時間までは船で飲むビールの調達です(船の中で注文すると高いので)、しかし観光地なため普通の売店が全くありません・・・諦めて僕は船の中で注文することにしました。同行者の一人はビールの代わりにワインを3本買っていました、もちろんお土産用ではありません。そしてついに出航です。今日は本当に良い天気で(たぶん気温も30℃を超えていたと思います)、「ちょー気持ちいいー」と最初は思ったのですが、すぐに暑さに耐えられなくなりました。ドイツの日差しはとても強く痛いくらいです。日陰に入るととても涼しいので、船が向きを変える度にみんなイスを持って場所を移動です。後から思うと長旅なので、最初は船内でゆっくりビールでも飲んで日が傾いてから外に出たらベストでした。しかしあの日差しの中飲んだWeizenは最高でした。船が見所に差し掛かるとアナウンスが流れるのですが、ドイツ語なのでもちろんわかりません。しかし、最大の見所は水門でした。水門の前後では水の高さが違うため、水門に来るたびに狭ーい船が通過するためのスペースに入って水位を合わせます。とても時間がかかる・・・。水門は合計3ヶ所あり、2ヶ所目の水門は先客がいたせいもあり、通過するのに1時間かかりました。どうりでコッヘムからコブレンツまで4時間20分もかかるわけだ。この日は予定よりもさらに遅くなり5時間かかりました。しかし、途中からは日差しも弱まり、川沿いの席で風に吹かれながらボーっとしていると本当に気持ちよかったです。最後の水門を通過した後は運転手もビールを飲んでいました、のんびりした船旅の良さですかね〜?

水門に到着/本当に狭いんですけど


長い船旅を終えてコブレンツに着いた時にはすでに20:40でした。残念ながらゆっくり晩御飯を食べる時間はなかったので、駅の売店で焼きソーセージをパンに挟んだ物を食べました。“ドイツに美味いものナシ”ですがソーセージは本当に美味しい。帰りは電車の便にも恵まれず、家に帰った時には23時過ぎでした。いや〜楽しい1日でした。来年P子とF太がケルンに戻ってきたらもう一度行きたいですね。