日本の交通費は高すぎる?

珍しく真面目な話題を一つ。今回のハイデルベルク旅行の交通費は“全部で”77.6€(円安の今でも〜12,000円!)でした。我が家からハイデルベルクまではケルン中央駅とマンハイム中央駅を経由して〜300 kmの距離です。また、ケルン中央駅−マンハイム中央駅間の約250 kmはICE(新幹線に相当)で1時間半です。東海道新幹線の東京−浜松間(約250 km、片道8,270円)と比較すると非常に安いことがわかると思います。

ドイツ鉄道の料金システム

なぜこんなに切符が安く買えるかというと、ドイツ鉄道がSparpreis 25(25%引き)、Sparpreis 50(土日のみですが50%引き)、Dauer-Spezial(最大50%引き)といった各種割引チケットを販売しているからです。割引チケットは3日前までに買わないといけない、数が限られている、払い戻し・変更に条件があると制約はありますが、定価で買うのが馬鹿馬鹿しくなるぐらいお得です。また2人分の切符を一度に買うと25%引き、最大5人分をまとめて買うと40%引きです。また、BahnCard25という50€ちょっとで1年間25%引きのサービスもあります。そして、これらの割引は組み合わせることが可能で、0.5 x 0.6 x 0.75 = 0.225と最大80%近い割引を得ることが可能です。さらに、15才未満は家族と一緒なら無料です!!!

高速道路が無料になると電車も安くなる?

同僚のドイツ人になぜドイツ鉄道はこんなに割引するのか聞いてみたところ、「安くしないとみんな車で遊びに行くから」だそうです。欧米諸国では高速道路料金はほとんど無料で、ドイツもあのアウトバーンがごく一部の区間を除いて無料です。一方、日本の高速道路料金は、最近ETCを使った割引がありますが、とても高いのが実情です。万が一、高速道路が約束どおり無料化されたら、鉄道料金も安くなるかもしれないですね〜